高速バスは、年間1億人を超える方が利用している交通手段です。多くの方が一度は利用したことがあるのではないでしょうか。
乗ったことがある方の中には、長時間の移動で疲れを感じてしまった、という経験があるかもしれません。長距離の移動だからこそ、「疲れを残したくない」「移動時間を快適に過ごしたい」と思いますよね。
高速バスで少しでも快適に、疲れを残さない為の過ごし方をご紹介します。
夜行バス・高速バスの詳細はこちらをご確認ください。
高速バスの移動で疲れるという理由のひとつに、シートの間隔が狭く窮屈に感じるという事が挙げられます。
一般的な高速バスでは、車内は4列シートになっています。女性や子供であれば特に4列シートだから狭い、などと気にならない方が多いのですが、やはり男性の場合は隣や前後の距離の近さに圧迫感があるという方も少なくないでしょう。
周りの乗客の事を考えるとあまりシートをリクライニングできなくて、寝にくいという事もあります。狭い空間でずっと座りっぱなしの為、首や背中、腰が痛くなるという意見も多くあります。
また、高速バスは1人など奇数の人数で利用すると隣の席には知らない方が座る事になります。
バス会社の配慮で、女性と男性が隣の席にならないようにしてくれる事がほとんどですが、同性であっても見知らぬ方が隣に座るとなると、少なからず気を使ってしまうものです。
4列シートのバスだと座席間の距離が近いので、尚更気になってしまいリラックスできないでしょう。
しかし高速バスの中でも4列シートの場合は、価格だけで見るとかなりリーズナブルな為、低価格で高速バスの利用を希望されている方には大変人気があります。
料金がアップしても座席の広さなどの快適さを求めるのであれば、3列シートのバスもありますので、そちらを利用すると良いでしょう。
3列シートのバスの中には、2列と1列に分かれているバスと1列ずつ分かれているバスがありますので、予約前に確認しておきましょう。
「交通費を抑えて旅行を楽しみたい!」と4列シートを希望される方へ、バス車内で快適に過ごせるポイントをご紹介します。
まず高速バスの移動時間を快適に過ごす為には、座席の場所を確認しましょう。
夜間に走るバスの場合は、時間になると消灯されますので、足元のスペースを広く取って、ゆっくりできる通路側の座席がおすすめです。
窓側の座席の方がもたれられるので楽だという方もいますが、窓側は圧迫感を感じやすく、冬場は窓からの冷気で体が冷えやすい事もあり、そういった面では通路側の方が快適に過ごす事ができると言えます。
また、休憩の際にお手洗いに行ったり、飲み物を買いに行ったりする時に気を使わずに動きやすいという事も通路側の座席のメリットです。
乗車後は、なるべく早いうちに靴を脱いで足元を楽にしましょう。靴に締め付けられている事で足元がリラックスできず、むくみやエコノミークラス症候群の原因にもなります。持ち運び用のスリッパを持参しておくと便利です。
バス車内での過ごし方で、移動中スマホや携帯を見てしまいがちですが、それらの目からはいる刺激は、目に負担がかかるだけでなく神経が興奮してしまい睡眠を妨げてしまいます。
周りの乗客の迷惑にもなりますので、なるべくスマホは触らないように気をつけましょう。
ゆっくり休む為には耳栓をしたり、リラックスできるような音楽を聴いたりする事もおすすめです。ただ音楽を聴く際は、イヤホンをして音漏れしていないか音量に注意しましょう。
高速バスの車内で快適に過ごす為には、持っていると便利なグッズもありますのでご紹介します。
夜間のバスなど、移動時間が長時間になる時には車内で睡眠をとる事になります。座ったままの姿勢で睡眠をとる際に、首や腰に負担をかけないようにする為には枕を持参しましょう。
首の周りを安定させられるような形の枕がおすすめです。空気を入れて膨らませて使用する空気枕も持ち運びには便利です。
首の周りを支えているだけでも負担はだいぶ軽減されますが、腰の後ろにも使用する事で姿勢も楽になりますので、首用と腰用に2つ持って行くようにしましょう。枕は同じ形の物で大丈夫です。
また、座席の上に置くタイプのお尻マットもおすすめです。リクライニングしづらい4列シートの場合は特に長時間座りっぱなしのため、お尻マットを活用することでお尻や腰などの負担も軽減されます。
周りが気になって睡眠が取りにくいという方はアイマスクを。目の疲れを同時に癒したいという場合には、ドラッグストアでも売っているホットアイマスクがおすすめです。
そして、車内はエアコンがついている事が多いので、乾燥や風邪などを防ぐ為にマスクを着用しておくと良いでしょう。
バスには寒さ対策にブランケットが用意されている場合が多いのですが、ない可能性も踏まえ、事前に確認しておくと良いでしょう。
ブランケットのみでは不安という方であれば、パーカーやカーディガン、ストールなど何か羽織れるようなものがあると安心ですね。
高速バスでの移動は疲労感が付き物だと思いがちですが、車内での過ごし方を工夫する事でなるべく疲れを残さず快適に過ごす事ができます。
高速バスでの移動に慣れている多くの方は、当たり前のように快適グッズを持ち込んでいます。
ぜひ参考にして、移動時間を快適なものにして下さいね。
夜行バス・高速バスの詳細はこちらをご確認ください。