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夜行バスで酔う人はどうしたらいい?乗り物酔い対策について

便利でリーズナブル、乗り心地も進化している夜行バス。ですが、乗り物酔いしやすい方にとっては、「大丈夫かしら」と心配されている方もいるでしょう。

ではいったい乗り物酔いは、なぜ起きるのでしょうか?また、乗り物酔いを回避する対策はあるのでしょうか?不安要素を解消するために、じっくりと解説していきましょう。


夜行バス・高速バスの詳細はこちらをご確認ください。

乗り物酔いはなぜ起こる?

乗り物酔いは大丈夫?夜行バスで快適に過ごすために

乗り物酔いは大丈夫?夜行バスで快適に過ごすために


乗り物酔いになる原因は、どんなことでしょう。

その名前の通り電車、車、船、飛行機など乗り物に長い間乗っていると気持ち悪くなったり、頭が痛くなったりします。

乗り物が動く事による揺れや繰り返されるスピードの変化で、内耳にある三半規管などの働きが乱れることから引き起こされます。また、目に強い光が当たり、その刺激によって症状が引き起こされることも。

どちらも平衡感覚や自律神経の乱れによって起こる症状です。

症状としては、生あくびなどが出たり、冷や汗を感じたり、胃に違和感を覚えたり…。

やがて顔から血の気が引き、頭痛や吐き気、めまいといった症状へとエスカレートしていきます。

また、実際の外的要因のほかに疲労やストレス、乗り物酔いに対する不安感など間接的な要因も乗り物酔いを引き起こすといわれます。

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酔いを和らげる方法

もし乗り物酔いしてしまったら対策としては、次のようなことが挙げられます。

まず、症状を自覚したら早めに乗り物酔いの薬を飲むことです。症状が出てしまってからでも、薬で症状が和らぎます。乗り物酔いしやすい方は必ず薬を持っていきましょう。

また、梅干しや生姜などが入った食べ物など、ムカつきや胃の刺激を和らげるものを口にするのもよいでしょう。

チョコレートやアメなど、甘いものも効果的。血糖値を上げて脳によい働きかけをしてくれます。

もしも吐いてしまったら水分補給をすることが肝心です。

とくに暑い時期は脱水症状になりやすいので、適度な水分補給が欠かせません。

水分とともにナトリウムやブドウ糖などを補給するには、スポーツドリンクや経口補水液がよいでしょう。また、サイダーなど炭酸水は胃の働きを高めて、自律神経を整えてくれます。

反対に飲まない方がよいのは、柑橘系のジュースです。むせたり、吐いたりするなど、かえって症状を悪化させてしまうこともあるのです。

薬や水分などを服用したら、お腹を圧迫するような姿勢は避け、ゆったりと横になり深い呼吸を心がけます。

また、車中の匂いで気分が悪くなりそうな場合は、ミントなどのスッとする匂いやリラクゼーション効果のあるアロマを嗅いで、気分転換を図りましょう。

酔わないようにする予防策

乗り物酔いは大丈夫?夜行バスで快適に過ごすために

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乗り物酔いは、症状が出てしまってからだけでなく、あらかじめ予防することも可能です。その対策はいくつもあります。

まず、夜行バスなどではできるだけ揺れの少ない座席を予約することが大切です。乗り物酔い対策に有効なのは、前輪と後輪の間、座席の真ん中あたりです。

通路側がより揺れが少ないといわれますが、外の景色を見ることで気がまぎれるなら窓際でもよいでしょう。

また、乗り物酔いの予防薬を事前に飲んでおくことも効果的です。乗り物酔いの薬は、自律神経のバランスをとる作用や吐き気を抑える働きをしてくれます。

大切なのは、乗車の30分前ぐらいに飲んでおくこと。乗り物酔いは不安感で引き起こされることもあるので、薬を飲むことで「これで大丈夫」と思えたら、しめたものです。

また、乗り物酔いは疲れているときや寝不足のときも起こりやすいので、夜行バスを利用する前日などは、十分睡眠をとるなど体調管理を心がけておきましょう。

食事も気をつけたいところですね。「夜行バスに乗る前にしっかり食べておこう」というのは、避けたいこと。とはいえ空腹も避けたいので消化のよい食事を少量にとることがポイントです。

食事のタイミングも大切で、乗車前のギリギリの時間を避けて、少し前に食べておくのがよいでしょう。夜行バスは夜の出発なので、飲酒をする方も少なくないかもしれません。その場合も適量を心がけましょう。

そして乗車するときは、身体を締めつける下着などはとっておき、リラックスできる姿勢でくつろいでいることが大切。

眠れるのなら早めに眠ってしまうのが、一番よいかもしれません。

また、最近の夜行バスの車内はクリーンですが、それでも周囲の方の香水の匂いなどが気になる場合もあるでしょう。

乗り物酔いは匂いから引き起こされる場合があります。影響を抑えるためにマスクを用意しておくのも有効です。前述しましたが、お気に入りのアロマオイルなども活用したいものですね。

とはいえ、いろいろ心配しすぎないことも大切です。「乗り物酔いしたらどうしよう」と過剰に不安にならないように、うまく気をまぎらわせましょう。

しかし読書やスマートフォン、ゲームなど、視線を間近に集中させるものは酔いやすい状況を作ってしまっています。目を酷使しないように、ぼんやり遠くの景色を眺めるぐらいにとどめましょう。

また、休憩所などで車外に出られるときは、外に出て気分転換を図るのも手です。軽くストレッチをしたり、新鮮な空気を深く吸い込むなどして身体も気分もリフレッシュさせましょう。

まとめ

乗り物酔いのメカニズムや予防、万が一酔ってしまったときの対策が、ひと通り頭に入ったでしょうか。

最近は、旅行グッズの売り場に乗り物酔い防止のリストバンドなども売っています。こうしたグッズを活用するのもよいかもしれませんね。

心配事を上手に解消して、素敵な旅を満喫してください。

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