長距離を結ぶ高速バスやツアーバスでは、快適さを高めるためにシートの間隔を広げたり、ネット環境を整備するなど、どんどん進化がみられます。
また、安全性を確保するためにドライバーの乗車条件や健康管理などにも配慮。法整備も進みました。さまざまな面から、高速バスを安心して利用できるようにしているというわけです。
一方、安心・安全な高速バス・ツアーバスに乗車にするためには、利用者にもできることがあります。
それは、シートベルトの着用です。ここではバスで義務づけられているシートベルトの着用や、その効果について解説します。
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高速バスはシートベルトが必須!路線バスとの違い
車に乗る人の命綱ともいえるシートベルトですが、身近な路線バスにはシートベルトがありません。
路線バスでシートベルトを締めなくてもよいのは、路線バスは上記の法律の対象外とされているためです。また、自動車の装備に関する法律「道路運送車両の保安基準」でも、路線バスのシートベルト整備は定められていません。
路線バスは、一般道でもバスレーンが決まっている場所を走ることが多く、事故の危険性も低いという判断からでしょうか。
一方、「路線バスでつけないのだから、高速バスでも必要ないのでは」と、高速バスでもシートベルトをつけない方もいます。高速バスでシートベルトをつけないとしたら、それはとても危険な行為といわざるをえないでしょう。
高速バスはシートベルトが必須!路線バスとの違い
また、シートベルトの効果は自分の身を守るということだけではありません。事故で身体が座席から飛び出した場合、車内の他の方を傷つけるという事態も起こりえます。
そしてシートベルトは、高速バスに乗ったら目的地に到着して下車するまでつけておくことも必要です。
乗車直後はシートベルトをしていたのに、サービスエリアの休憩で下車したあと、席に戻ってもシートベルトをつけわすれていた方も多いといわれます。継続して着用する癖をつけておきたいものですね。
シートベルト着用でどれほど危険が回避できるのか、それを頭に入れておくことが大切というわけです。
今後更なる厳格化も検討する声もありますが、法律がなかったとしても自分や家族の安全のためを考えると、シートベルト着用が当然となるのではないでしょうか。
罰則があるないではなく、自分や周囲の方の命を守るためにシートベルトを着用しましょう。
楽しいお出かけが悲しい思い出にならないよう、高速バスではシートベルトの着用を徹底したいものです。
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