2019年6月4日
尾瀬国立公園ではミズバショウが見ごろを迎えようとしています。今年は残雪が多く、水芭蕉の開花も遅れ気味でしたが、前回・5月15日の雪に覆われた様子から一転、先般の大雨に続き、このところの連日の好天もあって、尾瀬ヶ原・尾瀬沼周辺のいずれも雪解けがずいぶん進んでいます。下ノ大堀川では水芭蕉がたくさん咲いています(上画像2019年5月24日)。
独特の甘い香りが風に漂い、待ちに待った春の訪れを喜んでいるよう。最盛期まであと少し♪
全般に雪解けが進んでいます。尾瀬ヶ原の大半は木道を覆っている雪はありませんが、東電小屋~赤田代地区にかけて、尾瀬ヶ原へ向かう登山道「鳩待峠~山ノ鼻」間でも残雪があります。「踏み抜き※」や転倒に注意が必要です。
尾瀬沼周辺も雪はほとんど無くなりましたが、ミズバショウは尾瀬ヶ原と比べて1週間程度遅め(例年通り)です。
※「踏み抜き」とは雪が溶け、表面だけ雪の残った部分に足を乗せると落とし穴のように抜けること。
晴天なら日中の最高気温は日中は20℃近くまで上がり暖かいですが、早朝は放射冷却の影響もあり氷点下まで気温が下がります。温度調節のしやすいウェア、防寒着の用意も必須です。
また、朝方は木道上が凍って滑りやすくなっていますので十分に注意しましょう。
現状はベテラン向きの状況ですが、あと1週間もするともっと雪解けが進んで歩きやすくなるでしょう。来週末あたりからミズバショウの最盛期になりそうです。ツアーの予約もまだ間に合いますよ♪
画像提供©尾瀬保護財団