東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドは、2019年3月期決算説明会に於いて 「今年の夏には、アプリ上でファストパスが取得できるデジタルファストパスの導⼊も予定 」と発表されました。
1.コア事業戦略 ハードの強化(ITの活⽤)
2018年7⽉にリリースした「東京ディズニーリゾート・アプリ」では、ゲストの体験価値の向上を⽬的に、様々な機能を集約しました。
このアプリにはアトラクションなどの、待ち時間がリアルタイムで表⽰されるデジタルガイドマップや、オンラインで商品が購⼊できる東京ディズニーリゾートショッピングなどの機能を導⼊しました 東京ディズニーリゾートショッピングなどの機能を導⼊しました。
また、電⼦マネーでの決済対応も開始しました。電⼦マネーの利⽤者の増加とともに、待ち時間の軽減に繋がると⾒込んでいます。
さらに今年の夏には、アプリ上でファストパスが取得できるデジタルファストパスの導⼊も予定しており、今後もITの活⽤によるゲスト利便性の向上に努めてまいります。
2019年3月期決算説明会 報告書・資料 22項「2020中期経営計画の推移 コア事業戦略 ハードの強化(ITの活⽤)」
「ショーの抽選申し込み」「パーク内商品の購入」「待ち時間リアルタイムチェック 」の、東京ディズニーリゾートを思う存分楽しめるとっても便利な3ツの機能を持つ、2018年の3月から運用されている【東京ディズニーリゾート・アプリ】は、東京ディズニーリゾート®が大好き、何度も訪れる方々はもちろん、これからTDRデビューを計画中の方々にとって、 改めて説明するまでもありませんね。
【東京ディズニーリゾート・アプリ】 の運用が始まった時から「ファストパスの取得」機能の追加は当然のごとく予測できたとは言うものの、発券機まで行かないで済む、発券機で並ぶ必要も無くなります。アトラクションやショーの待ち時間やちょっとした合間にファストパスを取得できるのですから、便利至極、ウレシイ限りですね♪
元々「ITの活⽤」はゲストの利便性の向上目的だけでなく、「抽選の公平性」と「券類の不整防止」、「紛失等への対応」の側面・目的を合わせ持っています。パーク内の一部では、既に一部のエリアでWi-Fiが利用できるようになりましたし、Wi-Fi環境は今後パーク全域に広げてゆくそうです(噂なので定かではありませんw)から、動作や通信など、スマホ・機器による不公平も感じないでしょう。
最も気になるのは、USJのように「ファストパスの有料化」に繋がらないか、という点。USJでは、スタジオパス(TDRのパスポートと同義)を所有・入場しているにも係わらず「メイン・イベントは殆ど別料金のチケットが必要」となっていて、「お金に物を言わせて…」みたくなってしまっています。
“夢と魔法の王国” なのですから、パスポートは「パークを1日楽しめる」ものであって欲しいですね。
次に、「スマホを所持していない」、「電池切れ」などにも対応するため、現状のショーの抽選同様、ファストパスの発券・発券機は残ると思われます。
アプリ利用と、発券機利用を公平に整合させるのは、それなりに大掛りなシステムになるそうです。あくまでも“噂”ではありますが、現在運用されているショーの抽選に於いては、「アプリでの申し込みの方がやや不理」とも言われています。真偽の程は定かではありませんが、筆者個人の周囲では「定説」「常識」のように語られています…
画像提供:株式会社 オリエンタルランド / 東京ディズニーリゾート®
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