楽しい尾瀬ハイキング
尾瀬ハイキングを楽しむために
尾瀬の歩き方・長く楽に歩くコツ
尾瀬の歩行コースは湿原帯の木道、山道の林道、登山道のガレ場と変化に富んでいます。
尾瀬の特徴でもある「長くどこまでも続く木道」と、「登山道・ガレ場」について少しだけ学習しておけば困ったり事故を防げるだけでなく、疲労度合いも軽減~♪
木道の歩き方・注意点
どこまでも続く尾瀬の木道
どこまでも続く尾瀬の木道。休憩を取ったり、水分やカロリーを補給するなどの常識的な注意点、無理は禁物なのはもちろん、いくつか簡単な歩行ルールがありますので覚えておいてください。
- 視線を遠くに取り、踵を鳴らすイメージでリズム良くサッサと歩くほうが楽。
- 右側通行で絶対に木道から踏み出さない
- 空いていても、むやみな追い越しは禁止
- 雨の日は滑る!しっかり踏みしめて
- 往来を妨げない(弁当・撮影は場所を選んで)
- 登山ステッキは使わない(もし使うなら先端キャップを着けて「木道」を突く・地面を突かない)
- 尾瀬ヶ原には日陰が無いよ!
登山道・ガレ場の歩き方
登りの基本は「小股でゆっくり」。
一般ハイカーにはあまり知られていない、慣れている人にとっては常識の「山道の歩き方」、特に岩の続くガレ場は「木道の歩き方」とは真逆!基本は「小股でゆっくり」。
- 登りはやや視線を落とし、すり足気味に小股でゆっくり。膝を大きく上げたり、大きく体を持ち上げる動きをしない。
- 下りは腰を落とし膝をクッションにしながら足裏全体で踏みしめる。
- すれ違う時は上り優先
- グループで行動する時は前方が楽
- 落石注意・滑落注意
- 天候は朝~午前中が比較的安定
- 侵入禁止エリアへは絶対に進まない
残雪時期は要注意
残雪時期は要注意
尾瀬ヶ原に水芭蕉が咲き始めるシーズン幕開けの5月末~6月初旬。至仏山・燧ヶ岳では7月中旬頃まで、日陰を中心に歩行路にも雪が残っている場所があります。
- 一歩づつ確認しながら慎重に
- 登山ステッキも有効です。
- 場合によっては両手を着いて3点指示で。
多人数の場合は、ハイキング経験が多くより慣れた方が先導して初心者にペースを作ってあげてください。
尾瀬はコース次第で所要時間・歩行距離を大きく変える事ができます。小学高学年程度以上の体力があれば十分に満喫できますが、「体調」や「安全」について配慮しながら、ご自身の責任でお楽しみください。