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日帰りツアーで訪れる上高地
最高気温が25℃を上回る日はほとんど無く、緑深い木々の合間から差し込む夏の強い日差しと、梓川の清く碧い流れ。喧騒から離れた非日常、爽快な気分に満たされる上高地の盛夏。

上高地のシンボル河童橋と穂高遠望 画像©上高地ルミエスタホテル
穂高岳ほか、周囲の高峰の頂にも北アルプスをイメージするような残雪はありませんが、荒々しく岩肌を露出した夏山らしい山々の姿を望むことができます。
8月の末頃には最低気温が10℃を下回り、9月の初旬には日中の最高気温も20℃を下回ります。草原や湿原の草花が紅く色づく草紅葉が始まり、実を付ける木々や草花などに、初秋の雰囲気を感じます。
穂高に初雪が降る10月初旬、上高地のカラマツが一気に鮮やかな黄金色に染まります。10月の最高気温は平均13℃前後で、朝晩はかなり冷え込み最低気温が氷点下になる日もありますが、抜けるように高く澄んだ秋空と黄金に輝く紅葉のコントラストは必見です。
服装・持ち物・注意点など
上高地をより深く、安全にお楽しみいただくために。
服装について
河童橋の周辺を除くと、上高地の道は木道や未舗装部分が多くあります。歩きやすい靴、多少汚れても問題ない、目立たない服装でご参加されることをお勧めします。

河童橋周辺で記念撮影(9月上旬頃)
早朝到着時の気温は、東京と比べて10℃ほど低く肌寒いので、防寒用の1枚を用意しましょう。日中は日常と同じ、盛夏の衣類で大きな問題はありません(気温には違い・差はあるものの、日差しが強いので夏服でOKです)。
10月頃になると日中でも日陰は寒く、フリースや薄手のダウンジャケットが必要です。 風の日は肌寒く雨の日は気温もぐっと下りますので防風防寒対策を十分してください。
自然を楽しみに出かけるのですから、転倒などによる怪我防止の意味からも長袖・長ズボンが理想なのは言うまでもありません。また、上高地は標高およそ1,500mの高地です。紫外線の量は下界のおよそ15%増し。帽子や日焼け止めなどの対策もお忘れなく。
実際に半袖・半パン・サンダルなんて人も多く見かけますが、河童橋より奥へ進むつもりなら、悪路も多少ありますので要注意
持ち物について
特別必要な持ち物、用意しなければいけない物はありません。ただ、できれば、無駄になるかも知れませんが「雨具(カッパ)」と「防寒着」をお持ちになることをお勧めします。

大正池~河童橋間だけなら、お勧めできませんが傘も可
比較的天候の安定した時期ではありますが、場合によっては日中でも気温が十数度程度までしか上がらないこともあり得ます。また、雨天時の木道や未舗装路は滑りやすく、傘をさしての歩行には難があります(河童橋より奥へ進む場合は特に)。
一般的な天気予報は、山では通用しません。どっちも無駄に済めば喜ばしいものですが、備えあれば何とやら…
上高地内で不要な荷物は、バスの座席に置いて行けます。小さなリュックで貴重品と身の回り品だけを持って行けば、身軽に歩けますよ(バスは自由行動時間中は施錠、出入りできません)。
注意点
- 上高地のトイレは1回・100円程度のチップ制です。ポッケに100円玉を忍ばせておきましょう。
- 猿や鴨などへの餌やり、動植物の採取も厳禁です。また、植生保護のため、歩行路以外には踏み入れないようにしましょう。
- 上高地にはゴミ箱がありません。ゴミは必ずお持ち帰りください。
- 上高地でのルールやマナー、天気などについて詳しくは上高地公式ウェブサイトなどを参照ください。