北アルプスのハイライト(上高地・立山黒部アルペンルート・飛騨高山)周遊と名古屋3日間
  • 上高地の季節・見どころ、注意など

    一度は訪れてみたかった憧れの山岳リゾート

    河童橋と穂高連峰、朝霧に包まれる幻想的な大正池…訪れる季節によって様々な表情を魅せる上高地。主なスポットや散策路、服装や持ち物、自然保護のための注意点などを知っておくと、より深く上高地を楽しめます。

ツアーで訪れる上高地

残雪と木々の緑が爽やかな初夏、北アルプスの高峰が荒々しい岩肌を魅せる盛夏、草紅葉に始まる初秋、木々が黄葉し山々の頂が雪化粧する上高地の短い春夏秋。喧騒から離れた非日常、どの季節に訪れても美しい自然に魅せられ、爽快な気分に満たされます。

上高地のシンボル河童橋と穂高遠望 画像©上高地ルミエスタホテル

初夏の上高地(梅雨時期)
周囲の高峰に僅かに残る雪が眩しく、木々の緑と日差しとのコントラストが美しい、多くの花が咲く季節。梅雨時期ということもあり上高地を訪れる人の数はそれほど多くなく、静かで落ち着いた上高地を楽しめます。
盛夏の上高地
最高気温が25℃を上回る日がほとんど無く、緑深い木々の合間から差し込む夏の強い日差し、梓川の清く碧い流れ。穂高岳ほか、周囲の高峰の頂にも北アルプスをイメージするような残雪はありませんが、荒々しく岩肌を露出した夏山らしい山々の姿を望むことがでる上高地のベストシーズン。
初秋~秋の上高地
8月の末頃には最低気温が10℃を下回り、9月の初旬には日中の最高気温も20℃を下回ります。草原や湿原の草花が紅く色づく草紅葉が始まり、実を付ける木々や草花などに、初秋の雰囲気を感じます。比較的天候が安定した時期ということもあり、上高地を訪れるのには最適な季節です。

主な見どころと散策モデルコース

上高地での滞在は約90分。散策モデルコースを参考に、ご各自自由にお楽しみください。
(当日はおひとりに一部「上高地散策マップ」を差し上げます。)

上高地観光のメインスポット「大正池」「田代池」「河童橋」を楽しみながら歩ける、滞在1.5時間で効率よく楽しめるコースです。モデルコース地図には、キレイな景観が続く左岸ルートに線を付けていますがお好みで。(歩行5~6km)

大正池

大正池(盛夏)

大正池前でバスを降りたらすぐに湖畔です。

対面、池越しの眼前に迫る活火山、噴煙を靡かせる「焼岳」や、穂高連峰の遠望など、湖畔からの景観をしばらく楽しんだら、田代へ向かいます。

自然研究路(大正池→田代) 

田代池・田代湿原

田代池(秋)

木道を進むとポッカリ開けた草原「田代湿原」に出合います。田代湿原前のデッキは、上高地で一番キレイに穂高連峰を撮ることのできる場所。

右方向へ少し進んで田代池・田代湿原の自然を満喫したら、穂高橋・田代橋へ

自然研究路(田代→穂高橋) 

田代橋・穂高橋

田代橋・穂高橋(盛夏)

2ツ並んだ小さな橋の足元には、激しく流れる蒼く美しい梓川の流れ。

橋上からは上流側に穂高、下流側には焼岳の姿が望める絶好の撮影スポットです。

白樺林の中を進む右岸ルート 

梓川沿いの川堤を行く左岸ルート 

いずれかお好みの散策路を進んで河童橋へ

河童橋

河童橋から望む穂高(晩秋)

上高地の中心にあるシンボル的な存在「河童橋」。

河童橋から穂高連峰の雄姿、反対側の噴煙を上げる焼岳の展望、記念写真の撮影など、ゆっくり楽しんでください。

周辺には景色の良いベンチが多数あります。ゆっくり過ごしたり、河原へ降り冷たい水に触れてみるのもお勧めです。

岳沢湿原

岳沢湿原(盛夏)

もしも時間が余るようなら、訪れる人も少なく豊な自然が残る静かな森の湿原「岳沢湿原(だけさわしつげん)」あたりまで、時間の許す限り進んでみてはいかがでしょうか。

梓川右岸道 

上高地バスターミナル

上高地バスターミナル

出発時間に遅れないよう、上高地バスターミナルまでお越しください。

このモデルコースのポイント・注意点など

平坦で順路に迷うことはありませんが、のんびり歩くにはやや距離もあります。焦る必要はありませんが心持ち早歩きで(普段から歩き慣れている方にお勧めです)。

自信の無い方は、のんびり雰囲気を満喫を参照ください。

上高地観光のメインスポット「河童橋」を中心に、ゆっくりと上高地の雰囲気を楽しめる順路です。(歩行4.5km)

河童橋

河童橋(盛夏)

上高地バスターミナルで降車して、最初に上高地のシンボル「河童橋」へ。橋上からの展望や記念撮影をゆっくり楽しんだら、白樺林の中を田代橋・穂高橋へ向かいます。

途中の「ウェストン広場」からは美しい霞沢岳、六百山の姿を楽しめます。

梓川右岸ルート 

田代橋・穂高橋

田代橋・穂高橋(盛夏)

2ツ並んだ小さな橋の足元には、激しく流れる蒼く美しい梓川の流れ。

橋上からは上流側に穂高、下流側には焼岳の姿を写真に納めたら田代湿原・田代池へ

自然研究路(梓川・林間) 

田代池・田代湿原

田代池(盛夏)

しばらく進むとポッカリ開けた草原「田代湿原」に出合います。田代湿原前のデッキは、上高地で一番キレイに穂高連峰を撮ることのできる場所。

そのまま少し先へ進んで田代池・田代湿原の自然を満喫したら、自然研究路を来た路と逆のコースで穂高橋へ戻り、梓川の左岸川堤をゆるゆると進んでバスターミナルへ

梓川左岸ルート 

上高地バスターミナル

上高地バスターミナル

出発時間に遅れないよう、上高地バスターミナルまでお越しください。

このモデルコースのポイント・注意点など

平坦で順路に迷うことはありません。のんびりと各スポットの雰囲気を満喫できます。

最後に歩く梓川の左岸は足元も良く、時間調整も容易。もしも時間が余ったら、また河童橋へ戻るも良し、少し進んで清水橋 を訪れるのもお勧めです。

服装・持ち物・注意点など

上高地をより深く、安全にお楽しみいただくために。

服装について

河童橋の周辺を除くと、上高地の道は木道や未舗装部分が多くあります。歩きやすい靴、多少汚れても問題ない、目立たない服装でご参加されることをお勧めします。

河童橋周辺で記念撮影(9月上旬頃)

季節の日常と同じ衣類で大きな問題はありません。ただ、自然を楽しみに出かけるのですから、転倒などによる怪我防止の意味からも長袖・長ズボンが理想なのは言うまでもありません。

また、上高地は標高およそ1,500mの高地です。紫外線の量は下界のおよそ15%増し。帽子や日焼け止めなどの対策もお忘れなく。

持ち物について

特別必要な持ち物、用意しなければいけない物はありません。ただ、無駄になるかも知れませんがある程度しっかりした「雨具(カッパ)」と、想像よりずっと気温は低いので、羽織れる「防寒着」をお持ちになることをお勧めします。

傘をさして歩くことはお勧めできません。

真夏の日中でさえ気温が十数度程度までしか上がらないこともあります。また、雨天時の木道や未舗装路は滑りやすく、傘をさしての歩行には難があります。

一般的な天気予報は、山では通用しません。どっちも無駄に済めば喜ばしいものですが、備えあれば何とやら…

上高地内で不要な荷物は、バスの座席に置いて行けます。小さなリックで貴重品と身の回り品だけを持って行けは、身軽に歩けますよ(バスは自由行動時間中は施錠、出入りできません)。

注意点

  • 上高地のトイレは1回・100円程度のチップ制です。ポッケに100円玉を忍ばせておきましょう。
  • 猿や鴨などへの餌やり、動植物の採取も厳禁です。また、植生保護のため、歩行路以外には踏み入れないようにしましょう。
  • 上高地にはゴミ箱がありません。ゴミは必ずお持ち帰りください。
  • 上高地でのルールやマナー、天気などについて詳しくは上高地公式ウェブサイトなどを参照ください。

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